実は、私には障がいを持った甥っ子がいます。

その子が2022年の春、無事に高校を卒業しました。

うれしい思いとは裏腹に、家族以外にこの子を、誰がサポートしてくれるのだろうと考えた時、身内として切実な現実を感じました。

甥っ子の人生は、これからも続く・・・

私は、福祉のことを一から精一杯学び、自分が直接関われるグループホームを作ろうと決意しました。

自分らしく生きる道をともに歩みたい、ありのままの自分で生きられる郷を創りたい、暖かな心で互いを尊重し合える郷を目指して詩の郷（うたのさと）を設立しました。

詩の郷のサービスは、当事者としての福祉貢献の目線と同じくらい「安心と信頼」そして「自分らしさ」を大切にしています。

「安心と信頼」は、文字通り地域で自分らしい生活を心穏やかに送るため必要とされる支援・サービスを、隈なく高いクオリティで提供し続けること。

そして、今まで気が付かなかった自分や仲間の強みや個性を発見できる機会を創出し、社会に生きる一員として自分らしくあり続けること。

日々進化普及していく「詩の郷」という場所は、 きっと多くの人の個性の開花を創出し、彩り豊かな社会の創造に深く貢献するものと信じています。

ご家族の笑顔と人生を、安心して託していただけるように精進して参ります。

ご縁がございましたら嬉しく思います。

今後ともどうぞよろしくお願い申し上げます。

代表理事・村長
岩穴口裕市