こんにちは、詩の郷です。
「最近、前より疲れやすくなったかも」「ちょっと気になることがあるけれど、伝えるタイミングがない」——そんなふうに感じたことはありませんか?
日々の暮らしの中で、「今のままで大丈夫かな?」と立ち止まる瞬間は、だれにでもあるものです。そんなときに支援の内容を見直すきっかけとして設けられているのが、“モニタリング”という制度です。
形式的に思われがちなこの制度ですが、実は入居者さん一人ひとりの暮らしを見つめ直す、貴重な機会でもあります。
◇年に一度のモニタリングは、これからの暮らしを見つめる時間
モニタリングは、障がい福祉サービスや介護サービスを利用している方を対象に、一年に一度おこなわれます。定期的に支援の内容を見直し、その人の“今”に合った支援ができているかを、あらためて確認する時間です。詩の郷のようなグループホームでは、入居者さん一人ひとりが対象。見直しの主なポイントには、以下のようなものがあります。
- 生活支援の内容と頻度:入浴や食事など、日常生活を支える支援が現在の状況に合っているか
- 健康状態の変化:体調や服薬の状況に変化がないか、対応が適切か
- 日中の過ごし方:作業や余暇などへの参加のようすや、満足度の変化
- まわりとのつながり方:ご家族や関係機関との関わり方が、今の生活に合っているか
こうした視点から、現在の支援が実情に合っているかを見つめ直します。日々の暮らしの中では見過ごしてしまいがちな変化に、立ち止まって耳を傾け、より安心できる環境づくりにつなげていきます。目の前の困りごとだけでなく、これからの生活に向けて「何が必要か」「どんな工夫ができるか」を考えるきっかけにもなります。
◇言葉にならない想いを受けとめ、支援の方向をすり合わせる
入居者さんのなかには、自分の気持ちをうまく言葉にできない方もいます。そのため、モニタリングでは「何を伝えたか」だけでなく、「何を伝えきれなかったか」にも意識を向けます。表情や態度、日常のちょっとした変化から、本人の気持ちや困りごとを汲み取ることも大切です。
さらに、ご本人・支援者・ご家族の感じ方が異なることも少なくありません。モニタリングは、そうした視点のちがいをすり合わせ、今の支援を一緒に考え直す機会にもなります。
◇将来のトラブルを防ぐ“予防”としてのモニタリング
支援がうまくいかなくなるときは、たいていその前に小さな変化があります。ほんのわずかな違和感や、「なんとなく合っていないかも」というサインです。
モニタリングは、そうした兆しを早めに見つけて、対応を考える“予防のチャンス”でもあります。「特に困っていないから、変えなくていい」ではなく、「このままで大丈夫かな?」という視点で見直し、将来のトラブルを未然に防ぐための大切なステップです。
◇詩の郷では、ふだんの関係性を土台に丁寧に向き合う
詩の郷では、年に一度のモニタリングの際、「ふだんの暮らしの延長線上にあるもの」として、自然に話しやすい雰囲気づくりを心がけています。といっても、モニタリングの場だけでわかることには、限りがあります。だからこそ、日ごろから入居者さんとの関係づくりが大切なのです。
書類の中にある項目だけでなく、その人の表情や声のトーンにも耳を澄ませる。小さな変化に気づけるのは、日々そばにいるからこそ。詩の郷では、そんな日々の積み重ねを土台に、これからも丁寧にモニタリングをおこなっていきます。