生活費・医療費・日用品…実際にかかるお金の話

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こんにちは、詩の郷です。
グループホームへの入居を考えるとき、「毎月どれくらい費用がかかるの?」という点は、誰もが気になるところです。
今回は、生活費や医療費、日用品、交際費など、実際にかかるお金について、一般的な相場と、詩の郷での一例をご紹介します。

◇グループホームでかかる主な生活費の内容

どこの施設でも、入居者さんにかかる費用は大きく分けて次のようなものがあります。

  • 家賃:家賃については、「特定障害者特別給付費」という制度により、補助が適用される場合があります。対象は、グループホームに入居している方のうち、生活保護受給者や市町村民税非課税世帯など、収入状況に応じて一定の条件を満たす方で、補助額は月1万円が上限です。補助の有無は個人の収入や世帯状況によって異なり、すべての方に自動的に適用されるものではありません。
  • 光熱費:電気・ガス・水道などの費用です。
  • 食費:1日3食が提供される場合の費用です。
  • 日用品費:ティッシュや洗剤など、日常生活に必要な消耗品の費用です。
  • 医療費:通院、処方薬、訪問診療などにかかる費用です。
  • 交際費や趣味にかかるお金:外出やちょっとした買い物など、個人差が大きい費用です。
◇月の生活費は8〜12万円程度が目安

多くのグループホームでかかる生活費は、月に8〜12万円程度が全国的な目安とされています。

【主な内訳(一般的な一例)】
・家賃(条件を満たせば補助あり):30,000〜50,000円
・食費(1日3食):25,000〜35,000円
・光熱費:10,000〜13,000円
・日用品費:3,000〜5,000円
・医療費:5,000〜8,000円(内容による)
・交際費・趣味費など:5,000〜9,000円(個人差大)
合計:約78,000〜120,000円

支出には個人差があります。

生活費は、通院の頻度や交際費の使い方、食事の量などによって変わります。
地域や暮らし方によっては、月12万円程度かかる場合もあります。入居の際は、無理のない支出計画を立てることが大切です。

◇利用される方の傾向と家計への影響

グループホームは、生活の支援が必要な障がいのある方のための住まいです。
利用される方の経済状況には幅がありますが、主に次のような傾向があります。

  • 生活保護や市町村民税非課税世帯の方:補助制度が適用され、家賃負担が軽減されます。
  • 補助の対象外の方(一般的な課税世帯):全額自己負担となりますが、自立や家庭の事情から入居を選ばれることもあります。
  • 経済的に余裕のある方:訪問支援による在宅生活や、個別対応のある入所施設など、他の選択肢を選ばれる傾向があります。
◇詩の郷での費用の目安

2025年5月1日に新規オープンした「詩の郷 荒田Ⅲ」での生活費の一例をご紹介します。

【主な内訳(実際の例)】

  • 家賃(家賃補助適用):26,500円
  • 水道代:2,000円
  • 電気・ガス:個人契約(契約手続きサポートあり)
  • 食費(朝・夕/土日祝含む):28,500円
  • 共同ルーム維持費:2,500円
  • その他: – 障がい福祉サービス利用料(自己負担分・ご利用サービス料の1割)
    – レクリエーション費(参加時のみ実費)
    – 町会費
    – 日用品・消耗品・嗜好品、教養・娯楽費
◇詩の郷では費用面の不安にも寄り添います

「収入の範囲でやりくりできるのか不安」「医療費が高くついたらどうしよう」
そんな声にこたえるため、詩の郷では、就労継続支援B型の工賃や障がい年金など、利用者さんの収入をふまえた生活設計のサポートをおこなっています。
ご希望の方には、毎月の支出見込みや自己負担額の目安を一緒に確認しながら、無理のない暮らしの計画づくりをサポート。
申請が必要な助成制度や手続きについても、スタッフが丁寧にご案内いたします。