こんにちは、詩の郷です。
障がい者手帳や障害福祉サービス受給者証の申請は、法律に基づく障がい福祉制度を活用するための第一歩です。
でも、「手続きが難しそう」「どこに相談すればいいの?」と、不安になることも多いのではないでしょうか。
今回は、申請のときによくある“つまずきポイント”を取り上げ、少しでも安心して準備が進められるよう、分かりやすくご紹介します。
◇手帳・受給者証の対象は生活に支障がある人
申請の対象となるかどうかは、障がいの程度や生活の困難さによって異なります。
まずは、手帳や受給者証を申請できる状態や、よくある誤解について確認しておきましょう。
・障がい者手帳の対象は、生活や社会参加に制限がある人
身体・精神・知的などの障がいがあり、日常生活や社会参加に制限があると認められた場合に、障がい者手帳の対象となります。
・受給者証の対象は、日常生活に支援が必要な人
生活上の困難さがあるかどうかが、受給者証の対象かどうかの大きな判断材料です。障がい者手帳の有無に関わらず、支援の必要性が認められれば申請できます。
・軽度でも利用できるサービスがある 申請を諦めないで
「軽いから無理かも」と諦めてしまう方もいますが、実際には軽度の方も利用できるサービスがあります。
困りごとがあるなら、お住まいの市区町村の福祉窓口や、指定特定相談支援事業所(相談支援専門員が在籍する事業所)に相談してみるのが大切です。
◇申請書類の落とし穴 よくあるミスと書き方のポイント
申請用紙を前にして、どこに何を書けばいいのか迷ってしまう方も少なくありません。
書類でよくあるつまずきポイントを確認しましょう。
・本人情報や希望先など 間違えやすい記入欄に注意
記入漏れや、情報の食い違いがあると手続きが滞る原因になります。
特に、本人情報や連絡先、希望するサービスの記載には注意が必要です。
・必要な添付書類がそろっていないと受理されないことも
申請には、医師の意見書や診断書などの添付が必要な場合があります。
必要書類が揃っていないと、申請が受理されないこともあります。
・診断書や意見書は自治体ごとの様式に注意
医師に記入をお願いする際は、自治体ごとに指定の用紙や様式があるため、事前に確認しておきましょう。
◇申請したのに通らない…よくある理由とは?
「申請したのに通らなかった」という声もあります。その理由の多くは、必要な情報が十分に伝わっていないことにあります。
・診断書に生活の困難さが具体的に書かれていない
障がいの程度や日常生活の困難さが具体的に記載されていないと、審査に通らないことがあります。
・診断書以外の生活状況資料が不足している
診断書以外にも、生活状況を示す資料や意見書などが求められることがあります。
不足があると、判断が難しくなります。
・認定基準に当てはまらないと判断されるケースも
実際の困りごとがあっても、認定基準に当てはまらないと判断されることもあります。
このようなときは、再申請や相談の場を活用することが大切です。
◇申請が通らなかったときの対処法 あきらめずにできること
申請が通らなかったとき、「もう一度申請しても同じかも」と不安になる方もいらっしゃいます。
不支給となった理由によっては再申請が難しい場合もありますが、内容を見直し、改善できる点があれば、再申請が通る可能性もあります。
・まずは不支給の理由を確認する
通知書には、審査の結果とその理由が記載されています。
まずは内容をよく読み、不足や不備がどこにあったのかを確認しましょう。
・必要に応じて医師や相談支援専門員に相談を
診断書の内容や、日常生活の困難さをどう表現するかは重要です。
必要に応じて、医師や相談支援専門員に相談し、適切な内容で書類を整えることが再申請への第一歩になります。
・再申請は可能です 準備を整えてもう一度チャレンジを
不支給となったあとでも、状況が変わったり、不足していた情報を補ったりすると、再申請できるケースもあります。
あきらめずに、次の一歩につなげましょう。
◇詩の郷でもご相談いただけます
障がい者手帳や障害福祉サービス受給者証の申請は、一人だと戸惑うことも多いものです。
詩の郷では、入居前の準備段階から、手帳や受給者証の申請に関するご相談を受け付けています。
分からないこと、不安なことがあれば、どうぞお気軽にお問い合わせください。
安心して新しい生活を始められるよう、私たちが丁寧にサポートいたします。