こんにちは、詩の郷です。
近年、「大人の発達障害」という言葉を耳にする機会が増えてきました。
子どもの頃には気づかれなかった特性が、大人になってから生活や仕事の中で困りごととして表れ、診断を受ける方も少なくありません。
今回は、大人の発達障害について、わかりやすくお話ししたいと思います。
◇ 大人になってから気づく発達障害
大人の発達障害とは、生まれつきの脳の働き方に独自の特徴があり、それが大人になってからの生活の中で見えてくることです。
発達障害では、情報の受け取り方や処理のしかた、人との関わり方などに特有の傾向が見られます。たとえば、感覚がとても敏感だったり、時間の管理が苦手だったり、相手の気持ちを読み取るのが難しかったりします。
子どものうちに診断されることもありますが、周囲の理解や本人の工夫によって特性が目立たず、表面化しないまま成長することもあります。しかし、大人になってから「うまく人と関われない」「段取りが苦手」「同時にいくつも進められない」といった悩みが日常生活の中で表れ、長く続く生きづらさにつながり、発達障害と診断されることがあります。
◇ 困りごとは「見えにくい」けれど「確かにある」
大人の発達障害は、目に見える障がいとは異なり、本人も周囲からも気づかれにくい傾向があります。その場合、日常生活で次のような困りごとが見られます。
・時間の管理がうまくできず、遅刻が続いてしまう
・相手の表情や言葉のニュアンスを読み取れず、誤解されることがある
・感覚がとても敏感で、人混みや音、光に強いストレスを感じる
これらの特有の課題は、周囲から「努力不足」と思われたり、なかなか理解されにくかったりします。
そのような中で、生きづらさを抱えながら過ごしてきた方も少なくありません。
◇ 支援と理解で広がる安心
大人の発達障害を持つ方への支援は、「特別なこと」ではなく、ちょっとした工夫や心配りから始まります。
たとえば、環境や接し方において、次のような工夫があります。
・口頭だけでなく、メモにも残す
・急な予定変更を避ける
・話すときに順序立てて伝える
こうした配慮は、日々の中でできる小さなサポートです。
本人が自分の特性を理解し、安心できる環境で過ごせるようになると、表情や行動にも変化が現れます。
◇ 詩の郷は、安心できる暮らしを支えます
詩の郷では、大人の発達障害を持つ入居者さんに寄り添いながら、それぞれの特性に合わせた暮らしをサポートしています。
「なんとなくうまくいかない」「誰にもわかってもらえない」と感じていた方にとって、自分のペースでその人らしく過ごせる場所となることを願い、日々の関わりを大切にしています。
これからも、入居者さんの穏やかな生活を支えるために、思いやりと理解をもって歩んでいきます。