こんにちは、詩の郷です。
グループホームへの入居を考えるとき、「どんな流れで進むの？」「何から始めればいい？」と不安になる方も多いのではないでしょうか。
特に、はじめてグループホームの利用を検討する場合は、全体のスケジュールが見えにくくて戸惑うこともあります。
今回は、見学から入居までの流れを、わかりやすくご紹介します。

◇まずは情報収集や相談から、入居までの道すじを見てみよう

ここでは、ご家族と一緒に自宅で生活している方が、将来の自立を見据えてグループホームへの入居を検討するという、最も多いケースを想定した流れをご紹介します。
以下は、一般的な流れの一例です。

1. 情報収集
2. 最初の相談窓口へ
3. 相談支援専門員とつながる
4. 障がい福祉サービスの利用申請
5. 区分認定の審査
6. サービス支給の決定
7. 見学予約と施設の比較
8. 体験入居（希望に応じて）
9. 契約の手続き
10. 入居の準備
11. 入居と生活スタート
これらのステップについて、具体的にご紹介していきます。

1. 情報収集
グループホームのしくみや費用、地域にどんな施設があるのかなど、全体のイメージをつかむことから始めましょう。
インターネットやパンフレットなどを活用して情報収集するのは、自分に合いそうな暮らし方を探る第一歩です。

2. 最初の相談窓口へ
市役所などの相談窓口では、グループホームへの入居希望を伝えると、制度のしくみや今後の手続きの流れについて案内してもらえます。
担当職員とやり取りしながら、次のステップに進む準備を整えていきましょう。

3. 相談支援専門員とつながる
障がい福祉サービスを初めて利用する方は、市役所などの相談窓口を通じて、相談支援専門員を紹介してもらいます。
相談支援専門員は、利用申請に必要な「サービス等利用計画」を作成し、申請手続きをサポートしてくれる専門職です。
制度や書類の説明、今後の流れを一緒に確認しながら、入居までの準備を支えてくれます。

4. 障がい福祉サービスの利用申請（区分認定の申請も含む）
相談支援専門員と連携して、障がい福祉サービスの支給申請や必要な手続きを進めていきます。
グループホームを利用するためには、原則として障害支援区分の認定が必要となるため、この段階で区分認定の申請もおこないます。
手続きの内容やスケジュールは、自治体や個人の状況によって異なります。

5. 区分認定の審査
申請後、自治体による審査を経て、障害支援区分が認定されます。
これは「日常生活にどのくらいの支援が必要か」を示すもので、数字が大きいほど支援の必要性が高い区分です。
グループホームを利用するためには、原則として区分4以上（身体障害の方は区分3以上）が必要となります。

6. サービス支給の決定
支援区分の結果をふまえてサービスの支給が決まり、「受給者証」が発行されます。
グループホームの利用が支給内容に含まれていれば、入居に向けた準備が進められます。
区分が基準に満たない場合は利用できないため、事前に相談支援専門員と、利用の可否や必要な手続きについて確認しておくと安心です。

7. 見学予約と施設の比較
サービスの支給が決まり、グループホームの利用が可能になった段階で、気になる施設があれば見学を申し込んでみましょう。
建物の雰囲気や周囲の環境、スタッフとのやり取りを通じて、自分に合うかどうかを見極められます。複数の施設を比較検討して、メリット・デメリットを整理するのもおすすめです。

8. 体験入居（希望に応じて）
入居前に短期間の体験入居ができる施設もあります。 実際の暮らしをイメージするための、とても良い機会です。
「ここでの生活が合いそうかどうか」を見極めるためにも、気負わず試してみましょう。

9. 契約の手続き
入居したい施設を選び、体験入居などを経て意思が固まったら、グループホームと正式に契約を交わします。

10. 入居の準備
生活用品の準備や引っ越しの段取りのほか、必要に応じて通院先の変更や役所への届け出なども確認しておきましょう。
安心して新生活を始められるように、身の回りを整えていきます。

11. 入居と生活スタート
いよいよ入居の日。 新しい環境での生活が始まります。 不安を感じることもあるかもしれませんが、支援スタッフがそばで見守ります。

◇まずは、見にきてみませんか？ 詩の郷でお待ちしています

詩の郷では、見学だけでなく体験入居も可能です。ご本人やご家族が安心して検討できるよう、一つひとつ丁寧にお話をお聞きし、必要な情報をご提供しています。
見学のご希望や、制度のことについてのご質問だけでも構いません。 「ここでなら穏やかに暮らせそう」と感じていただける場所であるよう、心を込めてサポートいたします。 どうぞお気軽にご相談ください。