直B問題とは

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こんにちは、障がいのある方のためのグループホーム「詩の郷」です。

「直B問題」という言葉を聞いたことはありますか?
これは、障害福祉サービスの支給が決まる際、本来必要とされる支援を受けられなくなるケースのことです。
適切なサービスを受けられないと、生活にさまざまな影響を及ぼしてしまいます。
今回は、直B問題の背景や影響、そして対策についてわかりやすくお伝えしましょう。

◇直B問題とは?

直B問題とは、障害福祉サービスの支給決定の際に、本来必要な支援が十分に認められず、低い支援区分に設定されてしまう問題です。
これは、支援区分を決める審査の仕組みによって起こり、結果として日常生活に大きな影響を及ぼします。

◇支給決定の仕組み

障害福祉サービスの支給決定には、次の3つのステップがあります。

1. 認定調査(聞き取り調査)
市町村の職員や委託を受けた調査員が、障害のある方本人やそのご家族に聞き取りをおこない、日常生活の状況や支援の必要性を確認します。

2. 一次審査(コンピューター判定)
調査の結果をもとに、コンピューターが自動で支援区分を判定します。この時点で「B判定」となると、基本的に二次審査には進めません。

3. 二次審査(審査会による判定)
一次審査の結果をもとに、専門家がさらに詳しく審査します。しかし、B判定のケースは原則として二次審査に進めないため、詳細な検討がされません。

◇なぜ直B問題が起こるのか?

本来なら、生活の実態を詳しく審査して支援を決めるべきですが、次のような理由で直B問題が発生します。

・画一的な基準
支援区分の認定基準が全国一律のため、個々の生活状況が十分に反映されないことがあります。

・調査時の情報不足
調査の際に、本人や家族が実態を十分に伝えられず、必要な支援が見落とされることがあります。

・B判定=二次審査なし
一次審査でB判定されると、二次審査に進めず、適切な支援区分の見直しが難しくなります。

◇直B問題が引き起こす影響

支援が不十分なままだと、次のような問題が生じることがあります。

・生活の質の低下
必要な支援を受けられず、日常生活に支障をきたすことがあります。

・家族や支援者の負担増
支援が不足すると、ご家族や支援者の負担が大きくなります。

・安全面のリスク
適切な支援が受けられないことで、事故や体調悪化のリスクが高まります。

◇直B問題への対応策

直B問題に対応するためには、「区分変更の申請」をして、より適切な支援区分を目指しましょう。
申請が認められるには、しっかりとした準備が重要です。

≪区分変更の申請≫
支援区分に納得できない場合は、市町村の福祉課や相談支援専門員に相談し、変更を申請します。
ただし、区分変更は簡単ではなく、再評価を受けるには詳細な情報の整理と準備が必要です。
そのために、次のような準備をおすすめします。

・生活の様子を記録する
普段の生活で困っていることや支援が必要な場面は、できるだけ具体的に記録しておきましょう。
本人による記録は、自分の気持ちや困りごとを伝える大切な情報です。さらに、ご家族や支援者など第三者の記録を加えると、状況がより客観的に伝わり、審査側に実態が正確に理解されやすくなります。

・事業者と連携する
福祉サービス事業者と協力し、まずは支援計画を見直しましょう。
現在の状況に合った支援の内容や方法を確認し、必要があれば調整します。
そのうえで、事業者から実態を自治体へ説明してもらうと、申請がよりスムーズに進むことがあります。

◇「詩の郷」にご相談ください

「詩の郷」では、入居者さんが安心して暮らせるよう、個別の支援計画を大切にしています。
直B問題についても、相談支援専門員や関係機関と連携し、適切なサービスが受けられるようサポートいたします。
お困りのことがあれば、お気軽にご相談ください。